5年前の話です。夜中寝ていると窓をコンコンと叩かれました。
最初、気のせいかと思い無視していたんですが次第に音が大きくなっていき、さすがに怖くなりました。
こりゃ確かめるしかないと思い、一気にカーテンを開けた瞬間です…。
目の前に般若の面被って白い着物着た女の人がいたんです。
すげえビビりました。あまりにビックリして声も出せず、ただただ凝視してしまいました。
そしたら般若女が、顔をグーっと近付けて来て、鍵のところを指差し「開けて」みたいな動作をしたんです。
恐る恐る開けてあげました。
すると般若女はちょっと照れたような声で
「すいません。お家間違えたみたいで…○○さんのお部屋はどちらですか?」
と聞いてきました。
「あっ…隣です…」
「ありがとうございます!あの…通報しないで下さいね。ではまた」
と言い隣の部屋へ。数分後、隣の部屋から絶叫が聞こえたのは言うまでもありません。
隣の奴に何の怨みがあったのか知りませんが、萌えました。